宮崎工業高校のIT業界インターンシップ
株式会社まなびと(以下:まなびと)では、2022年10月19日(水)〜21日(金)の3日間で宮崎県立宮崎工業高等学校(以下:宮崎工業高校)のインターン生を4名受け入れました。 今回はそのインターン生4名(小倉さん・田中さん・橋さん・松元さん)に、インターンの様子と、実際の現場を体験してみた感想を記事にして自分たちでHTMLでのコーディングも含め書いていただきました!
オリエンテーション(文:小倉)
最初に今回のインターンシップでの注意点やスケジュールなどを聞かせていただきました。
オリエンテーションの最初の方では、実際に起きた事例をもとに、セキュリティ(クレジットカード)に関するお話をしていただきました。
今年(2022年)から成人年齢が18歳になり、クレジットカードを自分名義として使用できるようになる私たちにとって、非常に役立つ話でした。
クレジットカードを安全に使用するためには利便性が落ちてしまうことや、簡単に利用できるようにすると安全性が落ちてしまうお話を聞かせてもらうと、両方を取ることは非常に難しいと感じました。
また、セキュリティはしっかりとしておかないと、ネットショップでいうと購入していただくお客様に迷惑がかかることを教えてもらいました。
まなびとではどのような事業をされているのかを説明していただきました。
事前に調べていたさまざまな事業の中でも教育事業がメインであることや、さまざまな学歴や年齢の方がまなびとの塾で学んでいることがわかりました。
まなびとでは、働く方たちの服装や髪型よりも、その人がいかに仕事が出来るかを評価しているように感じました。そこが学歴よりも、資格やキャリアを重視していることに繋がっていると感じました。
プログラムによるドローン操作(文:橋)
インターン1日目の午後はJavaScriptというプログラム言語を使ってTelloという軽量ドローンを動かすプログラムを作りました。
まなびとの田﨑様が、このJavaScript言語の基礎からドローンの簡単な動作プログラムまで教えてくださいました。 プログラムの変数や定数、それらの名前のことなどたくさんの基礎を知りました。
普段自分達が目にしている単純に動いているドローンも、今回行ったJavaScriptなどを使ったプログラムが組み込まれているんだなと思うと、このような仕事をしている人は呼吸するかのようにこのようなことができるのかと改めて凄さを感じました。
ドローンの操作では自分が組んだプログラムがうまく動かなかったので、今度、もう一度考えて組んでみたいと思いました。
他の参加者のドローンは前回転、後ろ回転など面白いプログラムを組んでいて、プログラムはとても自由度が高くて面白いなと思いました。
自分達の学校ではC言語を学習していて、このJavaScriptを初めて触った時に「C言語と比べて書き方が難しくとても細かく組むんだな」と感じました。
JavaScriptは、いろいろなところで使われていると聞きました。
世の中はプログラムでいろいろな機械が動いていて時代が進むにつれてさらに必要なものだと思いました。これからは世のプログラムに関心を持って生きていこうと思います。
HTMLの使い方とプログラムについて学びました。(文:松元)
2日目のインターンシップでは、HTMLについて学びました。 ターミナルを使ってファイルを作成し、Visual Studio Code(以下:VS Code)を使ってプログラムを組んでいきました。
最初は、<!DOCTYPE html>
などプログラムを組んでいって<body>
まで作り終わったときに、「このコードを作ることに面倒臭いと感じなきゃいけない」と言われて自分は「?」となりました。
必要なプログラムなのになぜ面倒くさがるのだろうと最初は思っていましたが、emmet(エメット)という機能を使う事により、もっと早くコードを書けることができるということでした。
実際に使ってみると「<>」や「body」など全て打たずとも最初の1、2文字打つだけで予測(コードヒント)が出てきて、これはとても便利だなと思いました。 VS CodeでHTMLを組む場合に必要な基本構文は「!」を押してenterキーを押すだけで最初に必要なタグが全て出てきてこれは楽だなと思いました。
そして、「ol(オーダーリスト)」と「ul(アンオーダーリスト)」というタグも使いました。 これはリストのことを表しているのですが、リスト形式が「・」か数字で書くだけの違いだろうと思っていたのですがちゃんとした意味があって、olは「順序があるリスト」という意味で、ulは「順序がないリスト」という意味がありました。
ちゃんと知っていれば、「この時はolを使う」「ここだったらulだな」など使い分けができます。 そのコードをなんとなくで使うのではなく、使い方や意味を理解した上で使ったほうが、Webサイトに載ってるプログラムや自分でプログラムを改良したいときに、内容が理解でき、自分で組んだプログラムにも応用できると思いました。
デザイナーのお仕事(文:田中)
インターンシップ2日目の午後からは、デザイナーのお仕事の内容を教えてもらい、座談会を開いていただきました。
まず、デザイナーのお仕事の内容についてまなびとの取締役の中山様とデザイナーの迫様にお話しいただきました。
デザイナーとは、意匠や計画、図案、設計を手掛ける人のことで、簡単に言うとデザインをする人です。 デザイナーは最初に、ワイヤーフレームというものを作るそうです。 ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを定める設計図のことで、このワイヤーフレームを作ることによって、効率的に作業ができるということを知りました。 クライアントが求めるWebサイトを作成でき、カッコいいと思いました。
座談会
まなびとの皆様と私たちインターン組で質問をしあう座談会を開催していただきました。
この座談会で一番印象に残っていることは、「3年目に油断をしない」ということです。 その方が大昔、プログラマー3年目に油断をしてデータを全て消してしまったという話を聞いて、とてもびっくりしました。
ですが、この大きな失敗をしたことによって、二度と失敗しないため努力をされたそうです。 このように、私もこれからの人生で大きな失敗をすることがあるかもしれないので、その時はこの話を思い出して気持ちを切り替えていきたいです。
まとめ
今回参加してもらった生徒さんにそれぞれ感想をいただきました。
小倉蘭丸(おぐららんまる)さん
今回インターンシップでまなびと様に参加させていただきました。
宮崎工業高校の電子情報技術部の方に体験授業で来校されていた時のことを聞いていたことや、事前にWebサイトを見ての情報だけでしたが、
このインターンシップを通じてIT系の教育事業などをしている企業で、
人柄を見ていると思い、かなり進んでいる企業だと感じました。
また、学校で習うC言語ではなくHTMLなどの全くわからないプログラミング言語を、0から優しく教えてくださり、とてもわかりやすかったです。
橋裕斗(はしひろと)さん
インターン3日間を通して、様々なことを学ばせていただきました。
プログラムの知識はもちろんですが、世の中の経済、将来に向けて、人間関係など自分達が生きていく中で必要な知識も学ぶことができました。
たくさんのことを3日で学ぶことができたのも、このまなびと様の手厚いご指導のおかげです。
今回行ったインターンで得た知識を、自分の将来に必ず活かそうと思いました。
松元康汰(まつもとこうた)さん
今回のインターンシップで学んだのは、プログラムはemmetなどを使ってコードを早く簡単に書くようにすることと、コードの意味をしっかり理解して使ったほうがより効果的に使えるということが分かりました。
また、基本的な構文などは自分でも組めるようにしておきたいと思います。
今後、Webでプログラムのサンプルを見て参考にする際、分からないコードは調べて内容を理解して使っていきたいと思います。
田中玲(たなかれい)さん
ドローン体験はとても楽しく活動でき、HTML基本講座は難しかったですが、賢くなれたのでよかったです。
3日間のインターンシップを通して、今までにないさまざまな経験をさせていただきました。
この貴重な経験を、これからの就職・進学活動に活かしたいと思いました。
宮崎工業高校のみなさん、3日間お疲れさまでした!